プリンスの自宅兼スタジオ「ペイズリー・パーク・スタジオ」が有料で一般公開
4月21日に亡くなったプリンス。自宅兼スタジオだったペイズリー・パーク・スタジオが一般公開されると発表された。アメリカのメディアが伝えている。
ペイズリー・パーク・スタジオはミネアポリス郊外にプリンスが自宅兼スタジオとして作った。プリンスのほぼ全作品がこのスタジオで制作されたという。今回の有料による一般公開発表は亡くなってから僅か4ヶ月。余りにも手際がいいが、妹のタイカ・ネルソンによると「一般に公開するのはプリンスがやりたがっていた事で、実際に準備していた」そうだ。
見学ツアーはレコーディング・スタジオ、ミキシング・スタジオ、ビデオ編集室、リハーサル・ルーム、イヴェントやライブや撮影などが行われたサウンド・ステージやコンサート・ホールなどで、1グループは25人から30人規模でツアーの所要時間は1時間。チケットは1人3850円(1$100円換算)で、今日(8月26日)から販売される。
有料の自宅見学ツアーはエルヴィス・プレスリーが有名。メンフィスの自宅であるグレイスランドを1982年から公開している。経済誌フォーブスが昨年秋に発表した、著名人で死後に毎年幾ら稼ぐかランキング。1位はマイケル・ジャクソンだが2位はエルヴィス・プレスリー。昨年55億円(1$100円換算)を稼いだ。大半がグレイスランドの入場料だ。
このプリンス有料ツアー・プロジェクトに大物業界人が登用された。チャールズ・コッペルマン。ソニー/ATV音楽出版会長のマーティー・バンディアー等と音楽出版社SBKを創業し、EMI音楽出版に売却して富を得た。アメリカで今日(8月26日)発売されるアルバム「アンコール」のバーブラ・ストライサンドのプロデューサーだった事もある。
いずれにせよ、アメリカの音楽業界、日本と異なり、死後ビジネスが大きい。ツアーは10月3日から始まる。
写真はAP通信より
記事提供元:洋楽天国
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