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音楽プロデューサーのトミー・リピューマが死去、「アンフォーゲッタブル」など有名作品を多数プロデュース

コラム 高橋裕二の洋楽天国

音楽プロデューサーでレコード会社のトップを務めたトミー・リピューマが13日、ニューヨークで亡くなった。80歳だった。グラミー賞を5回受賞した。

高校時代はサックスを吹き、夢は理容師になる事だった。音楽業界に足を踏み入れるキッカケはクリーブランドからロサンゼルスに移った頃。リバティー・レコードのラジオ担当宣伝マンから始まる。その後A&Mレコードで制作(A&R)マンとなり、1966年に大ヒットしたサンドパイパーズの「グアンタナメラ」をプロデュースした。ブルー・サム・レコードでは、フィル・アップチャーチやベン・シドランといったジャズ畑のアーティストを手がけた。

プロデュースした大ヒット・アルバムにはジョージ・ベンソンの「ブリージン」やナタリー・コールの「アンフォーゲッタブル」がある。共にビルボード・アルバム・チャートの1位になった。ジョージ・ベンソンの「マスカレード」がグラミー賞の最優秀レコード賞を、「アンフォーゲッタブル」が最優秀アルバム賞を受賞した。レオン・ラッセル最後のアルバム「Life Journey」やポール・マッカートニーの「キス・オン・ザ・ボトム」も手がけた。最後の作品はダイアナ・クラールの「ターン・アップ・ザ・クワイエット」で、アメリカでは5月5日に発売される。

記事提供元:洋楽天国


高橋裕二氏インタビュー

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