ヒップ・ホップ、ラップで稼ぐアーティスト・ベスト10、1位はディディ
米経済誌のフォーブズが昨日(9月27日)、ヒップ・ホップ・アーティストの稼ぎ高ベスト20を発表した。以下がそのうちのベスト10。期間は2016年7月から2017年6月までの1年間。1$110円換算。
1) ディディ(ショーン・コムズ) 143億円
2) ドレイク 103億円
3) ジェイ・Z 46億円
4) ドクター・ドレ 38億円
5) チャンス・ザ・ラッパー 36億円
6) ケンドリック・ラマー 33億円
7) ウィズ・カリファ 31億円
8) ピットブル 30億円
9) DJキャレド 26億円
10)フューチャー 25億円
新聞配達のアルバイトから始まったショーン・ディディ・コムズ。近年は音楽家ではなく大物実業家だ。ここ10年はアルバムを1枚も発売していない。ブランド物のウォッカやテキーラを売っている。今回、ファッション・ブランド「ショーン・ジョン」の一部を77億円で売却したのが大きかった。
2位のドレイクは音楽で稼いでいる。過去2年間、世界中で最もストリーミングで聴かれたアーティストだと音楽業界誌ビルボードは書いた。また「ボーイズ・ミーツ・ワールド」ツアーも大成功している。最近興行最大手のライブ・ネイションと今後10年間で220億円という興行契約を結んだ。ラッパーにしては興行動員力がある。
ジェイ・Zは定額制音楽ストリーミング・サービスのタイダルやナイト・クラブ・チェーン40/40のオーナーといった実業家だ。音楽なら妻のビヨンセの方が遥かに稼ぐ。ドクター・ドレーは定額制音楽ストリーミング・サービスのビーツ・ミュージックをアップルに売った。もう音楽制作は止めたと宣言している。彼も実業家だ。
5位のチャンス・ザ・ラッパーから10位のフューチャーまでが現役のラッパー。特に6位のケンドリック・ラマーが明日のラップ・ヒップ・ホップ界をリードする。