広告・取材掲載

中国のテンセント、ユニバーサル ミュージックの株を買い増しか

コラム 高橋裕二の洋楽天国

ロイター通信が昨日(12月18日)、中国のIT企業テンセントがユニバーサルミュージックの株をトータルで30%買うプランがあると伝えた。その為に投資ファンドを探しているという。

昨年7月、ユニバーサルミュージックの株を最大で50%、戦略的パートナーに売却すると親会社のヴィヴェンディが発表していた。この8月、ヴィヴェンディは中国のテンセントと10%の株式売却について交渉を始めたと発表した。1年以内にあと10%の株を買い増しできるオプションがテンセントに与えられていた。

戦略的パートナーにテンセントが選ばれた背景にはストリーミング・ビジネスの急成長がある。中国は13億を超える人口から、定額制音楽ストリーミング・ビジネスが巨大になると考えられているのだろう。

「中国がビートルズを買った」と扇情的な記事を書いたアメリカのメディアもある。

ユニバーサルミュージックはMCA時代に日本の松下電器に買収され、その後カナダのウィスキー・メーカーのシーグラムに売却され、2006年にフランスのヴィヴェンディがシーグラムから買収した。ヴィヴェンディは水道事業や電気通信事業の会社だった。

高橋裕二の洋楽天国

記事提供元:洋楽天国
高橋裕二(たかはし・ゆうじ)
インタビュー

関連タグ

関連タグはありません