中国テンセント、ワーナーミュージック・グループの株式取得で交渉
中国のテンセントは、メジャーレコード会社のワーナーミュージック・グループの株式を取得することで、交渉してしています。ワーナーミュージックの親会社である投資会社のAccess Industriesは先日、ワーナーミュージックのIPO(新規株式公開)を発表しました。6月2日にはナスダックへ上場することが予定されています。
ウォール・ストリート・ジャーナルが伝えたレポートによれば、テンセントは2億ドル(約216億円)を投資することでワーナーミュージックの株式取得を目指しているとのこと。
ワーナーミュージックのIPOでは、1株あたりの想定価格は23-26ドルで、最大18億2000万ドル(約1960億円)の調達が見込まれる、2020年最大のIPOになる可能性があります。
テンセントは、2019年末に、世界最大のメジャーレコード・グループ会社のユニバーサルミュージック・グループの株式10%を30億ユーロ(約3600億円)で取得しました。
またテンセントは2017年には株式交換でSpotifyの株7.5%を取得しました。リターンとしてSpotifyはテンセントの株式9.1%を保有しています。
テンセントの音楽サービスには、中国で展開する音楽ストリーミングサービスのQQ Music、Kugou Music、Kuwo Music、WeSingを擁する「Tencent Music Entertainment」があります。
記事提供元:All Digital Music
Jay Kogami(ジェイ・コウガミ)
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