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オーストラリアで4月開催されるロックフェス「アンダー・ザ・サザン・スターズ」

コラム 高橋裕二の洋楽天国

これから秋に向かうオーストラリア。「アンダー・ザ・サザン・スターズ」というロック・フェスティバルが4月30日から始まる。

チープ・トリック、ストーン・テンプル・パイロッツ、ブッシュといったベテラン・ロック・グループがラインナップされている。

チープ・トリックは1973年の結成なので、今年で48年になる。アメリカよりも日本で先に人気が出た。アメリカでの大ブレイクは勿論アルバム「チープ・トリック at 武道館」の成功によるもの。

チープ・トリックのライブを企画し制作したのは当ブログの筆者の後輩である野中規雄。早稲田大学卒業後、CBSソニー(現ソニーミュージック)に入社した。CBSソニー時代には、エアロスミスやチープ・トリックの担当ディレクターで、エピック・ソニーに移動してクラッシュを担当した。

チープ・トリックのライブ録音は野中が30歳の時だったと記憶している。2015年に米音楽誌ローリング・ストーンが発表した歴代ベスト・ライブ・アルバム50で、「チープ・トリック at 武道館」が13位に入った。日本録音が13位というのは快挙だ。

ローリング・ストーン誌は、「当時チープ・トリックはアメリカで人気がなかった。このライブ・アルバムも日本でのみの発売だった。ところがアメリカのラジオ局がこの輸入アルバムから「甘い罠(I Want You to Want Me)」をかけると大反響になり、輸入盤にものすごい高値がついた。結果アメリカ発売が決まった」と書いた。

2016年、「ロックの殿堂」入りを果たした。

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