テイラー・スウィフトの復讐
今週の金曜日(4月9日)、アメリカでテイラー・スウィフトの再録音アルバム「フィアレス(テイラーズ・ヴァージョン)」が発売になる。
2008年に発売した「フィアレス」を全て再録音した。
2019年、ジャスティン・ビーバーのマネージャー、スクーター・ブラウンが投資ファンドのカーライル・グルーをバックにビッグ・マシーン・レーベルを買収した。ビッグ・マシーンはテイラー・スウィフトの6枚のアルバムの原盤権を持つ。この時テイラー・スウィフトは、自分がお金を出すから売って欲しいと懇願した。しかしそうはならなかった。新聞USAトゥデイに、「絶え間のない操作されたいじめ。最悪なシナリオ」と答えた。
その後、スクーター・ブラウンはテイラー・スウイフトの6枚の原盤権を投資ファンドのシャムロック・キャピタルに売却する。
テイラー・スウィフトの再録音盤はユニバーサルミュージック傘下のリパブリック・レコードから発売される。
アルバム「フィアレス」が発売された2008年。当時と今ではレコードの販売形態が全く異なる。下の図はアメリカ・レコード協会が発表した2020年のレコード形態別の売り上げ。テイラー・スウィフトが嫌いだったストリーミングが83%を占める。実物のCDは9%しかない。
スポティファイでの再生回数がどうなるか。大変興味深い。
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