ABBA、40年振りのニュー・アルバム「ヴォヤージ」発売
今日(11月5日)、ABBAが40年振りのニュー・アルバム「ヴォヤージ」を全世界で発売する。
当ブログの筆者には懐かしい思い出話がある。1971年春、ミュージック・ライフを発行するシンコー・ミュージックの草野専務が、カンヌの国際音楽見本市で見つけたというスウェーデンの二人組のシングルを筆者(当時CBSソニー・レコードの洋楽ディレクター)に紹介してくれた。それがビョルン&ベニー。絶対ヒットすると思った。1972年1月21日、「木枯らしの少女」として発売。20万枚の大ヒットになった。
その年の11月、ヤマハの世界歌謡祭に出場した。曲がないので、シンコー・ミュージック経由で、天地真理のヒット曲を書いている森田公一さんに作曲を頼み、スウェーデンに送って、ビョルン&ベニーが作詞した。世界歌謡祭には4人でやってきた。二人の女性はなんなのという問いかけに、「ガールフレンド」と答えた。アグネタ、ビョルン、ベニー、アンニの頭文字でABBAにしたと言う。曲は森田公一さんが書いた「初恋の街」を歌わず、「サンタ・ローザ」という曲を4人で演奏したが、残念ながら、予選で落ちた。
1974年、ユーロビジョン・ソング・コンテストで「恋のウォータールー」で優勝。以来世界的なヒットを連発した。2010年、「ロックの殿堂」入りを果たした。
来年(2022年)、このアルバムを使ったヴァーチャルなコンサートがロンドンで行なわれる。
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