ソニー・ミュージック、音楽を学ぶ学生の奨学金を発表 将来の音楽業界を担う国際人材の育成目指す
ソニーミュージックグループは、音楽または音楽ビジネスを学ぶ大学生向けの奨学金制度「ソニーミュージックグループ・グローバル・スカラーズ・プログラム」を設立したことを発表しました。同プログラムでは、多種多様な背景を持つ学生の経済的負担を減らすことが目的です。最大50人の学生が経済的なニーズや地域に応じて毎年援助を受けることができます。
奨学金に採択された学生に対して、ソニーミュージックは、大学の課題に対するサポートや、ソニーミュージック・グループまたは音楽業界の専門家と学生を繋ぐネットワークイベントやウェビナーを提供します。これらのサポートを通じて、ソニーミュージックは、将来の音楽業界を担う国際的な人材の育成に取り組みます。
奨学金の対象は、2022-2023年度に音楽または音楽ビジネス関連分野の大学にフルタイムで入学予定の学生で、オンライン応募が始まっています。
詳細はこちらでご覧ください: www.iie.org/sonymusic.
ソニーミュージックグループ・グローバル・スカラーズ・プログラムは、教育機関との連携、インターンシップ、キャリアアップの機会提供を通じて、社会的地位の低い人々の採用と育成に世界的にコミットするソニーミュージックの取り組みをさらに拡張します。
同プログラムは、ソニーミュージックグループと、交換留学生の援助や国際教育の推進を実施する世界的な非営利団体の国際教育研究所(IIE)のパートナーシップで実現しています。
奨学金はソニーミュージックが設立した、人種差別撤廃や権利平等を推進する教育機会の提供を世界的に支援する基金「グローバル・ソーシャル・ジャスティス・ファンド」から提供されます。
この基金を通じて、ソニーミュージックでは、経済的・社会的な格差や不平等を無くすための活動を行ってきました。2020年に設立した同基金は、1億ドルの支援金を社会的公平性や人種差別撤廃を推進する様々な国や地域の団体に提供しており、2021年までに90以上の団体を支援しています。
同ファンドの活動レポートはこちらでご覧頂けます。
ソニーミュージックグループのフィランソロピー&ソーシャルインパクト担当上級副社長のタワラメ・オースティン(Tawalame Austin)は、「学業に優れ、音楽への情熱を持った素晴らしい学生に、この奨学金を授与できることを楽しみにしています。この独自プログラムは、教育の力を通じて、音楽業界の次世代を担うグローバルリーダーに、企業、アーティスト、ソングライター、作曲家に対する多様な視点を養う機会を提供します」と述べます。
ソニーミュージックの奨学金制度は、国別でも始まっています。ソニーミュージックUKは2021年、イギリスの音楽学校「ロイヤル音楽アカデミー」の学生向けの奨学金を設立して、社会的地位の低い人が音楽教育を受ける機会創出を目指しています。
source:
Sony Music Group Launches First Official Global Scholars Program For 2022-2023 Academic Year
A Conversation With Towalame Austin, Sony Music Group’s Executive Vice President of Philanthropy and Social Impact
Impact Report: Checking In With Seven Global Social Justice Fund Beneficiaries
Scholarships at the Royal Academy of Music to launch, supported by Sony Music UK’s Social Justice Fund
記事提供元:All Digital Music
Jay Kogami(ジェイ・コウガミ)
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