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ユーロビジョン、23年開催地をウクライナから英国に変更

コラム Izumi Sakamoto

(欧州放送連合提供)

欧州最大級の音楽祭「ユーロビジョン・ソング・コンテスト」を主催する欧州放送連合(EBU)は7月25日、2023年の開催地をウクライナから英国に変更すると発表した。侵攻により、ウクライナが安全面などの要件を満たせないと判断したため。

今年5月にイタリア・トリノで行われた決勝では、ウクライナ代表の「カルシュ・オーケストラ」が優勝。通常であれば、優勝国が翌年の開催地となるが、EBUは今年2位となった英国と代替開催を巡り協議を進めていた。

ユーロビジョンは1956年から毎年開催され、欧州では初夏の風物詩とも言えるコンテスト。決勝では各国の予選を勝ち抜いた代表が楽曲を披露し、審査員と視聴者による投票で優勝者を決める。過去にはABBA(スウェーデン)やセリーヌ・ディオン(スイス)らを輩出し、近年でもマネスキン(イタリア、2021年優勝)が世界各国の音楽チャートを賑わせた。

2022年の参加国は40カ国で、これには欧州諸国のほか、イスラエルやオーストラリアも含まれる。EBUによると、同年の視聴者数は1億8,000万人に上る。

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

ロンドン在住、フリーランスのライター/エディター/フォトジャーナリスト。日本の大学を卒業後、国外で日系メディアやPR会社に勤務。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や記事執筆、編集、撮影などを行う。

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