ビヨンセとカントリー・ミュージック
アメリカのカントリー・ミュージック業界で異変が起きている。カントリー・ミュージックは「白人の男性」が作るポピュラー音楽。そこに有色の女性歌手が戦いを挑んだ。ビヨンセだ。
今年の特別テレビ番組「スーパーボウル」で流されるCMの一つに、ビヨンセの「Texas Hold ‘Em」が使われた。
大きな反響を呼び、カントリー・ミュージックをかけるアメリカのラジオ局のエアプレイ・チャートで111位に初登場し、20日締めの2週目は40位に大ジャンプアップした(メディアベース社調べ)。しかしオクラホマのカントリー局KYKC-FMはこの曲をかけないと宣言した。
古くはドリー・パートンや、アルバム「Come On Over」をアメリカ国内で2000万枚を売ったシャナイア・トゥエインやカントリーでスタートしたテイラー・スウィフトもいるが、3人共白人だ。
デスティニーズ・チャイルド時代からソウル・ミュージック一色でやってきたビヨンセ。3月29日にこの「Texas Hold ‘Em」を含むニューアルバムが発売になる。
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