【求人×インタビュー連載企画】エンタメの仕事に関わるスタッフがその魅力と内側を語る!第4回 ソニー・ミュージックコミュニケーションズ クリエイティブプロデュース 欅坂46プロジェクト
欅坂46を支えるスタッフたちの思い「彼女たちを少しでも上のステージに連れて行きたい」。
株式会社ソニー・ミュージックコミュニケーションズ(以下SMC)の幅広い業務をお伝えするこのコーナー。今回は、7月19日に1stアルバム『真っ白なものは汚したくなる』をリリースした、欅坂46を支えるスタッフの方々にお話を伺いました。
欅坂46ファンの皆さんもぜひご一読を!
トップレベルの質とスピードが要求されるビジュアル制作〜「とにかくこれまでにないものを」
2015年に結成した欅坂46は翌2016年に「サイレントマジョリティー」でデビューを飾るや、斬新な振り付けなど、これまでの大所帯アイドルグループにはなかった凜々しいパフォーマンスが評判を呼び、リリースするシングルも次々にヒットを飛ばすなど、瞬く間に人気グループの仲間入りを果たしました。
そんな欅坂46のCDジャケット、公式WEBサイトなどの制作に携わっているのが、今回登場してくれた3人。広告会社での経験を経てSMCに入社したという米澤潤さんは、欅坂46がデビューする以前から、アートディレクターとしてグループのアートワークを担当してきました。
米澤潤さん:クリエイティブプロデュース本部クリエイティブオフィスEルーム アートディレクター兼グラフィックデザイナー
秋元康氏が手がけるグループに関わるとなれば、仕事にトップレベルの質とスピードを要求されるのは当然のこと。「CDジャケットのデザインに関しては、“これまでにないものを”ということを強く意識していますね。日々クリエイターとして試されていることを自覚して頑張っています」と米澤さん。
提出した企画に対して秋元氏のGOサインが出ると、次はいよいよ撮影の準備に入ります。この現場で活躍するのが、クリエイティブコーディネーター営業の鈴木三耶子さん。撮影許可の申請から現場の進行管理、さらにはメンバーのケアまで幅広い役割をこなしています。「スタジオ撮影が中心だと思われている方も多いと思うのですが、実はロケも多いんです。区役所や警察に撮影許可の申請をしなければいけませんし、大所帯グループなのでメンバーのスケジュールの確保も簡単ではない。“この日を逃したら撮影が出来なくなる”というピンチが日常的に発生します」と語ります。
「ロケ現場を貸してくださっている方に、いきなり無茶なお願いをしなければならない局面もあります。だからこそ交渉の段階から”WIN×WIN”の関係を作っておかなければいけないんです」(鈴木さん)
鈴木三耶子さん:クリエイティブプロデュース本部クリエイティブオフィスコーディネートルーム クリエイティブコーディネーター営業
公式サイト制作はファン目線を重視〜「情報の取りやすさにこだわっています」
欅坂46関連の公式サイトを手がけているWEBディレクターの上東鷹介さん。「サイト制作にあたって意識しているのは、ファンの目線。皆さん、日々更新される握手会などの最新情報を得るためにサイトを訪れているはずですから、とにかく“情報の取りやすさ”にこだわっています。アートワークなどの情報が際立つ“額縁”であることも意識していますね。どんな素材が来てもカッコ良く見えるようにデザインしているつもりです」とサイトコンセプトの内幕を明かしてくれました。
上東さん曰く、SMCは上質なデザインと、そのデザインをしっかりとWEBサイトに落とし込める技術を併せ持っている珍しい会社なのだとか。「デザインだけでなく、システムを作ることが出来るのがSMCの強みです。これって実はすごいことなんですよ。そんな会社はそう多くない」と語る上東さんが作った欅坂46のサイトは、ファンから「情報がわかりやすい」と言われるのはもちろんのこと、米澤さん、鈴木さんらスタッフからも握手会情報などのメンバーのスケジュールを「サイト上で初めて知ることもあるし、直前で確認するなどして自分の予定とすり合わせをしています」と言わしめるほどに大好評なんだそうです。
上東鷹介さん:クリエイティブプロデュース本部クリエイティブオフィスCルーム WEBディレクター
そんなお三方が欅坂46プロジェクトに関わる上でもっとも大切にしているのは「メンバーを輝かせること」なんだとか。「彼女たちには少しでも上のステージに上がって欲しい。その手助けになるような仕事がしたいですね」と話す米澤さんに負けじと、鈴木さんも「『もっと売れて欲しい』という思いがあるからこそ、出来そうにない課題も『交渉力で乗り越えたい』って思えるんです」と熱く語ります。
欅坂46に関わる現役スタッフはどんな人と働きたい?
また、「今後どのような人と一緒に働きたいですか?」と伺ったところ、次のようなお答えをいただきました。
米澤さん 「何かに一生懸命で、自分主導で動いてくれる人が良いですね。それと、とにかく“好き”だという気持ちを伝染させたい人。その思いが強ければ、スキルは後から付いてくるはずです」
鈴木さん 「コーディネーターの仕事って、“これは無理じゃない?”なんて言ってると何も始まらないんです。目配り気配り心配りが大切なのでコミュニケーション能力が高く、色んなことに先入観なくチャレンジ出来る人に来てもらいたいです……ってハードル高すぎですね(笑)。タフでポジティブであればOKということにしておいてください!」
上東さん 「アニメでも音楽でも良いのですが、『カルチャーが好き』っていうのはソニーミュージックグループで働く以上は大前提だと思います。その気持ちがあれば“大変だけど楽しい!”って思えますから」
さて、それぞれのセクションで独立して業務に邁進しているように見える三人ですが、実は密かに助け合うケースも少なくないのだとか。最新シングル『不協和音』(TYPE-D)のジャケットでメンバーたちが手を繋いでいるのも、実はコーディネーターである鈴木さんが現場でふと口にしたアイディアが具現化したものなんだそうです。
「スタッフが一丸となって大きなものを作っている感覚ですね。ですから毎日のディスカッションは欠かせません。巨大な部活みたいな仕事なんですよ」(米澤さん)
Q1. どんなお仕事ですか?
音楽CDのジャケットに関わらず、一般企業の広告なども含めたアートディレクションとデザイン業務を行っております。手を動かすような実務ももちろんのこと、企画立案・撮影ディレクションからフィニッシュワークまでの工程全てに携わり、アートワークに関する、全ての監修を行っていくお仕事です。
Q2. この仕事の面白さ、やりがいは?
アーティストやクライアントなど、企画を直接采配できる立場の方とやりとりを重ねて作品を作り上げていく機会が多いので、とてもやりがいを感じています。自分が携わったデザイン・考えたアイデアが、次の日には世の中を駆け巡って、誰かがそれについて議論してくれている。すなわち、自分の頑張りが100%、批評に直結するので責任も大きく感じます。
Q3. この仕事の大変なところは?
デザインだけに関わらず、エンタメ業界特有のトレンドの速さとフットワークの軽さについていくのは大変です。業界自体が吸収も消化もとても早いので、昨日まで新しいと思っていた表現やノウハウも明日はどうか分からない。常にアンテナを張っていなければならないと思います。ただ、そこが面白かったりもします。
Q4. 今の部署に入る前と入った後の印象は違いましたか?
インハウスデザイナーの印象が強かったので、入る前はソニーミュージックグループ内の仕事しか出来ないのかな…とか、決められたことや与えられたお仕事が基本なのかな…など思っていましたが、全くそんなことはありませんでした(笑)。もちろん、社内のプロジェクトにジョインすることも多々ありますが、仕事を待っていたら何にも始まらず、自分から仕事を作っていく、獲得していくというイメージで勤務しています。だから自分次第の部分が多いですね。
Q5. どんな人が向いていますか?
自分以外の誰かが喜んでくれることに、喜びを感じる人。デザイン業務は、楽しいことばかりではなく、きついことや辛いこと、寝不足が続く日ももちろんあります。ただ、僕らは、たくさんの人が期待をして待っているモノを作るお仕事の一端を担わせていただいているので、そこを目標として努力を惜しまない人が向いています。
Q6. どんな人と働きたいですか?
何か一つでも自分の好きを語れる人、音楽が好きな人、デザインが好きな人、人が好きな人などですかね。スキルやノウハウなんて後からついてくるので、全く心配ありません。何事にも貪欲で、一生懸命であれば必ず、誰かの刺激にはなり、成功すると考えています。やる気さえあれば、どんな人とでも一緒に働いてみたいです。
Q7. どんな学生生活でしたか?
中学〜高校時代は、ほとんどろくに勉強も部活もせず遊んでいて、今のお仕事に直結するようなことは一つもやっていませんでした。誰かの役に立ちたいと思い立ったときに、絵が書くのが得意だった、という月並みの理由でデザイン専門学校へ入学して、そこから美大へと編入したのですが、その後はただがむしゃらに色々勉強しました。ですが、無駄に感じていた中学〜高校時代の経験も今の自分に活きていますし、誇れる学生時代の経験が無かったとしても、今を頑張れば何とかなるもんだなぁと感じています。
SMCではこんなことが実現できます!
なんでも実現できるといっても過言じゃないかもしれません。SMCはエンタメ制作のプロフェッショナルが集まった会社です。営業・管理・企画・運営・イベント・グッズ・空間・デジタル、それこそどの分野のプロも在籍しているので、チームワークで自分が試みたいと思ったこと全てにチャレンジできる。僕が興味のあったプロ野球のお仕事では、他部所とタッグを組んでクライアントに自主的に売り込みをして、広告の受注から始まりイベントやグッズの制作までも請け負いました。宇宙が好きで、ロケットのロゴデザインをするまでに至った人もいます。デザイン業務に集中することも出来ますし、恵まれた環境にあると自負しています。逆に何か実現したいものがある人に向いている会社だと思います。
Q1. どんなお仕事ですか?
音楽CDのジャケットやミュージックビデオ制作のコーディネート業務。制作するにあたり、クライアントとクリエイターの間に入って、企画立案をサポートし、全体の進行管理および調整役を担っております。スタッフィングのご提案からロケーションリサーチ、当日の撮影に関わる段取りをすべて行っています。
Q2. この仕事の面白さ、やりがいは?
世の中に影響を与えるアーティストに関わっているということ。レーベルのA&Rやアーティストと一緒に作品を作っていけるということ。ファンが初めて目にするビジュアルを作れる、CDとして形に残っていくのも嬉しいです。
Q3. この仕事の大変なところは?
時には深夜早朝に打ち合わせをしたり、そのまま寝ずに色々な場所へ1日がかりでロケハンにも行くことも。仕込み期間と長丁場の撮影当日などは体力とメンタル勝負になります。
Q4. 今の部署に入る前と入った後の印象は違いましたか?
ちょっと違いました。デザインの勉強をしていたわけではないので、クリエイティブな部分での意見はあまりできないと思っていましたが、思ったよりもアートワークや企画に対しても自分の意見を聞かれるし、吸い上げてもらえるんだなと思いました。
Q5. どんな人が向いていますか?
目先のことだけにとらわれず、先に起こりえる問題なども想定して動ける人。機動力があり、気を遣える人。
Q6. どんな人と働きたいですか?
つらいことも楽しめる、タフでポジティブな人!!
Q7. 休日の過ごし方は?
イベントやライブに出かけたり、映画を観に行ったり、スポーツで体を動かしたり、とにかくアクティブに外で遊び回っています!!また、友人らとお酒を飲むことが一番のリフレッシュです。
SMCならこんなことが実現できます!
“面白い”と思うことなら何でも発信できるし、実現できる環境が十分整っています。そしてSMCは何でも面白がれる人たちであふれ返っているので、1人では出来ないプロジェクトもみんなの力で成功させることができると思います。
Q1. どんなお仕事ですか?
WEBを中心にデジタル領域を担当し、デザイン制作および演出はもちろんのこと、総合的なクリエイティブ・ディレクションを行います。音楽系から一般企業までジャンルレスに担当します。
Q2. この仕事の面白さ、やりがいは?
担当範囲と実現出来る内容の幅広さですね。企画、グラフィック、アニメーション、3D、UI・UX、システムまで総合的に関わるので、技術的な制約やルールはありながらも、思いついたことは大抵のことが実現出来ます。
Q3. この仕事の大変なところは?
コーポレート、ブランド、ファンクラブ、情報サイト、リクルート、ECや各種WEBサービス、アプリなど、ジャンルや目的がプロジェクトによって様々なので、クライアントのニーズを汲み取った気の利いた提案を求められます。面白いですが、大変なことも幅広くあります。
Q4. 今の部署に入る前と入った後の印象は違いましたか?
良い意味で、みんなゆるくて良い人ばかりなので、楽しく働けます。
Q5. どんな人が向いていますか?
新しいもの好きで意外にコミュニケーション能力が高い人。技術や流行、表現は目まぐるしく変わるので、動向や進歩にワクワク出来るということは重要だと思います。作る内容は、情報設計、つまりコミュニケーションデザインとしての側面が強いので、様々な人の立場になってモノを視る想像力が大切です。そして制作にあたってはたくさんの人と関わるので、ギークなんだけど社交的な人の方が向いているかもしれませんね。
Q6. どんな人と働きたいですか?
カルチャー好きで、WEBやデジタルを通じて新しいことをしたい人。
Q7. 休日の過ごし方は?
大抵は家族と過ごしたり出かけたり、ただボーっとしてたり。インプットしたいときは、興味のあるソフトを勉強したり、展示会やライブに行ったりですかね。
SMCならこんなことが実現できます!
トップアーティストから大手企業まで、大きな案件に関わることができます。やりがいを持って成長しながら、ワクワク楽しく働ける環境だと思います。