Vol.44 株式会社グローバル・ビジョン・メディア フリーペーパー「JUICE」編集 佐々 知香さん
音楽・エンタテインメント業界の今を動かす、現場の業界人に、仕事内容や現在の仕事に至るいきさつなどを中心に伺っていくインタビューコーナー「Musicman Pick Up」。
第44回は、株式会社グローバル・ビジョン・メディア フリーペーパー「JUICE」編集 佐々知香さんのご登場です。
——どんな部署でどんなお仕事をされているんですか?
佐々:フリーペーパー「JUICE」の営業とライターをやっています。
——よくある1日の業務タイムスケジュールを教えてください。
佐々:日によって全く違います。取材、営業、リサーチ、原稿書き…夜は大体どこかのライブハウスにいます。ライブに出来るだけ行きたいので、その分、深夜や土日も駆使して他の仕事をこなします。
——これまで関わったor担当アーティストは?
佐々:JUICE以外ですと…個人で、ダイアモンドホールで2回他、イベントも主催しました。後は、SHALKALABBITS、ムラマサ☆、CHERRYBLOSSOM、midnightPumpkin、フーバーオーバーの5バンドのコンピ制作に関わらせて頂いたこともあります。ずっと応援していたHundred Percent Freeのメジャーデビューに際してのプレス用資料など、依頼された執筆物は出来るだけ受けています。頑張っているアーティストの応援になることなら何でもやりたいと常々思っています。
——音楽業界で働くことになったきっかけはありますか?
佐々:前職でテレビ番組制作に携わっており、音楽担当になったのがキッカケで、幅広い音楽を聞くようになり、ライブハウスの楽しさを知り……という感じですね。
——この仕事をしていて、嬉しい瞬間はどんな時ですか?
佐々:私の書いたレビューやインタビュー、リポートなどを読んでくれて、そのアーティストに興味を持ってくれ、実際にCDを買ったりライブに行ってくれる……そういう人がちゃんといることを何かで知った時は、ライターとして最高の幸せを感じます。
そして、ずっと応援しているバンドがどんどん成長し、認知度、人気が上昇していく様を目の当たりにすると、応援してきて良かったなと感じますね。今年で言うと、I-RabBitsというバンドが、数年前は業界関係者でもほとんど知らなかったのが、京都大作戦などいくつものフェスに出演し、話題になったことが嬉しかったです。
後はやっぱり毎月、実際に雑誌が出来上がってくると嬉しくて自分の担当した記事を何度も読み直してしまいますね。10月号でインタビューをさせて頂いたThe ROOTLESSというバンドは恥ずかしながら7月にたまたまライブハウスでライブを見て凄くいいなと思った所からインタビューにつながり、誌面になったのを見て、改めて嬉しいな、ありがたいな、と感じました。大好きなREAL REACHの表紙インタビューが掲載された号などは完全保存版です(笑)。
——この仕事の大変なところ、難しいところは?
佐々:営業も兼ねているので、そこはいろいろ、ストレスやプレッシャー、ジレンマがありますし、それ以外にも現実問題として様々な困難や悩みは日々、多々あります。
——職場はどんな雰囲気?流行っていることなどありますか?
佐々:会社は渋谷なのですが、私一人だけが社員でありながら名古屋の自宅で勤務しているので、夕方や休日に家で仕事をしていると、2歳の甥っ子に邪魔されながら、ということもしばしばで、時には電話している横で大きな声で話され、子持ちと勘違いされる事も(笑)。
——仕事において、これだけは誰にも負けない!という強みは?
佐々:本当にライブが大好きなので、インタビューするにしても、何度もライブを見た上であったりしますし、リポートも、つたない言葉でも、熱の入ったリポートを書いているつもりです。ライブ、バンド、音楽を愛する気持ちは……誰にも負けない、とまでは言えませんが、音楽業界で働く人間の中でも、上位クラスに入るのではないかと……。ちなみに去年は1年間で254日ライブハウスに行きました。最大1日で33バンド見ました(サーキットイベントと関連イベントなど)。好きなアーティストは300以上いると思います。
——この仕事はどんな人に向いていると思いますか?
佐々:やりたいと思う人はやってみたらいいと思います。やってみないとわからない大変なこと、ツライこと、そして楽しいこと、どこで折り合いをつけるかは人それぞれですし。他人がどうこう言えることではないかなと。例えばやってみた結果、向いていないことがわかり、長く続かなかったとしても、本気で向き合って、本気で頑張った経験は、次の人生にもつながっていくと思います(なんか偉そうでスミマセン。自分自身いっぱい回り道をしてきたからこその思いです)。
——これから挑戦してみたいと思うことはありますか?
佐々:チャンスがあれば何にでも挑戦したいです! 近い将来であれば、ハーフマラソン、スカイダイビング、スキューバダイビングなど?
——Musicman-NETの活用法、好きなコーナーなどあれば教えてください。
佐々:どのコーナーも他のサイトや雑誌と違う目線で、特に業界の方々のインタビューなどが見られるのは興味深いです。勉強になります。
——最後に、音楽業界を目指す人にひと言。
佐々:音楽に救われたことのある人は多いはず!私もその一人です。自分の描く未来を、進む道を、信じましょう! 一緒に音楽を楽しみ、広めて行きましょう!
WEB JUICE:http://www.juicemusic.com/
オフィシャルサイト:http://i-rabbits.net/
オフィシャルサイト:http://www.ldh-rootless.jp/
オフィシャルサイト:http://www.real-reach.com/
音楽業界の現場で働くみなさま、このコーナーで仕事の面白さを広くご紹介してみませんか? こちらよりお気軽にご連絡ください。
関連リンク
関連リンクはありません