Vol.50 株式会社オンドレコード 代表取締役/プロデューサー 中川 竜雄さん
音楽・エンタテインメント業界の今を動かす、現場の業界人に、仕事内容や現在の仕事に至るいきさつなどを中心に伺っていくインタビューコーナー「Musicman Pick Up」。
第50回は、株式会社オンドレコード 代表取締役/プロデューサー 中川 竜雄さんのご登場です。
——どんな部署でどんなお仕事をされているんですか?
中川:株式会社オンドレコード代表取締役として、レーベル運営、映像制作、Ustreamを中心としたソーシャルメディアプロデュースなどを行っています。
——よくある1日の業務タイムスケジュールを教えてください。
中川:起床→RSSリーダーチェック→メールチェック→打合せ→プロモーションor制作業務→ライブチェック…が、平均的な動きです。Twitter、Facebookは常時ログインしており、iPhoneでリスト化した音楽関連の情報を常に気にしています。
——これまで関わったor担当アーティストは?
中川:弊社所属の竹内電気はビクター時代に発掘し、最新作「OH!マイ・ガール」までほとんどの作品に関わっています。他にはPLINGMINやviridianなど。札幌在住のSiMoNのMV最新作2作は僕の監督作品です。
——現在の業界で働くことになったきっかけは?
中川:最初は大手楽器メーカー直営店のLM楽器売り場に勤務していました。デジタル楽器黎明期で、シーケンスプログラム、マニピュレートを得意としていた事から自然に音楽制作現場に移行しました。
——今の仕事で一番やりがいを感じることは何ですか?
中川:担当アーティストと共に制作した作品が、お客様の手に渡った時です。
ダイレクトにお客様の反応が見えて、さらにコミュニケーションまで取れる素晴らしい時代、そのやりがいは年々膨らみ続けています。
——この仕事の大変なところ、難しいところは?
中川:アーティストの持つ「本質」の見極めです。
——職場はどんな雰囲気?流行っていることなどありますか?
中川:名古屋を拠点としていますが、全国どこへも行き易く快適に全国飛び回ってます。事務所は自分にとって遊び場のような環境ですね。
ここ2年程ハマっているのは、Ustreamで「部活」として全国のインディーズアーティストの音源を毎週日曜日23:30から紹介する「ondo records放送部」です。紹介する音源のレベルがかなり高いので、業界のビューワーさんも多いですよ。
・ondo records放送部:http://www.ustream.tv/channel/ondo-records
——仕事において、これだけは誰にも負けない!という強みは?
中川:スピード&レスポンス!
——この仕事はどんな人に向いていると思いますか?
中川:慎重ながらも冒険心や遊び心を持ち合わせつつ、なお凝り性、かつ新しい物好き。
——これから挑戦してみたいと思うことはありますか?
中川:現在運営している「WEB ROCKS」というUstreamのスタジオライブフェスを、全国で同日開催する事が一つの夢です。ソーシャルメディアの可能性はもっと追求していきたいですね。
——Musicman-NETの活用法、好きなコーナーなどあれば教えてください。
中川:「Musicman’s RELAY」は必ず読ませていただいております。諸先輩方の貴重なお言葉もさることながら、新進気鋭のクリエイターさんの記事は特に刺激になります。
——最後に、音楽業界を目指す人にひと言。
中川:これからの音楽業界のシステムを共に作りましょう!ここからが始まりです。
竹内電気 オフィシャルサイト:http://takeuchidenki.com
ondo recordsオフィシャルサイト:http://www.ondorecords.co.jp
音楽業界の現場で働くみなさま、このコーナーで仕事の面白さを広くご紹介してみませんか? こちらよりお気軽にご連絡ください。
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