急成長するデジタルマーケットに合わせて音楽を提供 ビクターエンタテインメント「AndRec」レーベル長 今井 一成 氏
AWA、LINE MUSIC、Apple Musicなど、定額制音楽配信サービスが次々スタートする中、ビクターエンタテインメントのデジタルビジネス部が、新レーベル「AndRec(アンドレック)」を立ち上げた。デジタルマーケットに特化した、アーティスト開発から制作・宣伝・営業までトータルに行い、デジタルマーケットを中心に見据えてリリースを行っていくという。国内では類を見ない異色のレーベルを立ち上げた、「AndRec」レーベル長 今井一成氏に、設立の狙いから、日々変化するデジタルマーケットへの効果的な戦略までお話を伺った。
PROFILE
今井一成(いまい・かずなり)
埼玉県生まれ。(早稲田大学卒業)
1986年 日本ビクター入社 (現: JVCケンウッド)
1994年 ビクターエンタテインメントへ異動 第2制作本部 宣伝部 に配属
1999年 スピードスターレコーズ タイシタレーベル サザンオールスターズ宣伝担当
2006年 スピードスターレコーズ 宣伝部長
2009年 プロモーション統括本部 副本部長
2010年 デジタルビジネス部 部長
2015年 AndRecレーベル長(兼務)
- デジタル展開に感じた限界、一部門からレーベルへ
- デジタル部門のレーベルだから可能になったハイレゾでのデビュー
- 手間を惜しまずソーシャルを最大限に活用
- ハイレゾとサブスクリプションの二極化を見据えた部門戦略
- レーベルにすることで自由に動ける環境を作る
デジタル展開に感じた限界、一部門からレーベルへ
——新レーベル「AndRec」設立おめでとうございます。まずは設立の経緯からお聞かせください。
今井:10年以上スピードスターレコーズという制作部門で、サザンオールスターズ等の宣伝現場を担当していたんですが、レコード会社の宣伝部って大きな意味でルーティンになりがちなんです。違う刺激もほしいし、勉強もしたいと思っていた時に、着うたが頭打ちになり、デジタルマーケットに変化が出始めたこともあって、自分なりにやれることがあるのではないかと考えていました。そんなとき、人事異動と同時にデジタルセクションを再編するミッションを渡され、5年程前にデジタルビジネス部として、新たなかたちでスタートすることになりました。
デジタルビジネス部は、iTunesやレコチョクなどCPを担当する営業グループと、SNSやホームページの管理、Yahoo!、YouTubeといったデジタルメディアを担当するプロモーショングループの2つのグループから成り立っていて、すごくシンプルなんです。設立当初は、社内の配信システムの構築とか取引条件の見直し、CPやキャリアとの関係性を築くのに割かれる時間が多く、2年くらい経ってだんだんそれらに力を入れる事も大切だけれど、どのように作品をヒットさせるのか、どう既存のファンや新しいファンにアプローチしていくかをもっと議論すべきだという考え方が強まってきました。
▲新レーベル「AndRec」ロゴ
——デジタル展開からどうヒットを生み出すかを考えたことが、レーベルの設立につながっていくんですね。
今井:実はレーベル設立が目的だったわけじゃないんです。最近でこそ少なくなりましたが、デジタルの展開施策を制作部に持ち込むと、「CDが売れなくなってしまうから、配信施策をやり過ぎないで」という話になってしまいがちなんですよ。それが悪いと言っている訳ではなくて、パッケージビジネスを真ん中に置いている限りは仕方がないと思うんです。でもデジタルを上手く活用することも大切だと思うんですよね。
一昨年あたりから、ある程度プランニングが自由になるアーティストの配信をデジタルビジネス部でやらせてもらっています。そうすると、デジタルプロモーションも当然任せてもらえるので、ソーシャルチームの新しい試みが上手くハマった時などは、それを他のアーティストでも応用できればと思っていたんです。ただ、既存のレーベルとか制作チームではなかなか難しいものがあるんです。そんな時、デジタルビジネス部の担当役員でもある斉藤社長と今のデジタルマーケット動向について話をしていて、ヒットのパターンを押し付けるのではなく、新しいモデルケースを作るべきだという話になり、レーベルという形にすることを後押してもらいました。すごくありがたかったですね。部門にとっても、自分にとっても、大きなチャンスを得たと思っています。
——時代に合わせて必要とされているものを形にした結果だったんですね。
今井:作品を出していく中で、デジタルビジネス部という名称でやると、配信だけやるとか、契約するプロダクション等に対しても、わかりづらさや誤解を与えるのは本意ではなかったので、レーベルという形にしたんです。つまり、配信専門レーベルをやるつもりは全然はなくて、CDもリリースしていきますし、ダウンロード、サブスクリプション、また映像作品のマネタイズなど、全てをトータルで考えて、一つのアーティスト活動のなかでの収益、売上と捉えていった方がいいのではないかと考えています。
デジタル部門のレーベルだから可能になったハイレゾでのデビュー
——「AndRec」は音源の制作も行うんでしょうか?
今井:もちろん行います。ディレクターはあえて他社から移籍してきた人に任せることにしました。洋楽の編成から、BENIさんとか邦楽アーティストの制作までも手掛けていたディレクターで、ジャンルが偏ってる訳ではないし、ヒットポテンシャルにはすごく敏感な人なんだろうと思って、一緒にやってみようという話になりました。制作は彼に任せて、プランニングから先は私が全部考えていくことになります。だから現場ですね。久し振りに夜中に一人でラーメンとか食べてます(笑)。専任スタッフとしては、このディレクターと、プロモーター2名と私の4名で、年間計3組くらいをリリースしていく予定です。
——ちなみに、「AndRec」の名前の由来は?
今井:私が学生時代から“アンドレ”と呼ばれてることが由来なんです(笑)。ビクターのデジタル部門に今井がいて、今井が立ち上げたレーベルと言った方が、今はわかりやすいと思ってAndRecにしました。
——第一弾アーティスとして6月10日にハイレゾ先行配信デビューした丸本莉子さんはどのように発掘されたんですか?
今井:ディレクターが追いかけていたアーティストの中に、デジタルチームでやってみたいアーティストが数組いて、その中で既にインディーズでも活動をしていて、歌声が妙に気になったのが、丸本莉子だったんです。
▲丸本莉子 AndRec第1号アーティストとしてハイレゾ配信シングル「ココロ予報」でデビュー
——「AndRec」ではどのような特徴を持ったアーティストをリリースしていく予定でしょうか?
今井:デジタルに向く向かないはあまり考えていなくて、ジャンルも幅広く扱うようなスタンスにしたいと思っています。また、デジタルマーケットを中心において一緒に取組んでいくことを理解して頂けるアーティストやプロダクションと組むことが重要ですね。今の時代のマーケットで、どのようにヒットさせていけばいいか、臨機応変にやってみたいですから。
——丸本莉子さんはハイレゾでデビューしましたが、正に今のマーケットに合わせた手法ですね。
今井:デビュー曲の「ココロ予報」は、インディーズ時代の曲なんですが、どうしてもインディーズだけで終わらせたくなかったので、再レコーディングして新しい音源としてリリースすることにしました。丸本は、とにかく声のブレスとか空気感が生々しいんです。だから、彼女の声質をハイレゾで体験してもらうのはどうかな?って話しているうちに、最初にリリースした方がいいのではないかと(笑)。それでハイレゾ配信でデビューすることになったんですよ。調べたら、ハイレゾだけでデビューした女性アーティストもいませんし、話題性と、ハイレゾマーケットにも注目してほしいという狙いも込めて決めました。
——アーティスト自身にデジタルに対してのリテラシーは求めているんですか?
今井:あまり求めないですね。彼女も正直よくわかっていなかったんですけど、必要な事だけ知っていてくれたらいいと思ってるんですよ。ハイレゾでデビューする限り、インタビューで「何でハイレゾなんですか?」と聞かれて「さぁ、なんでですかね?」だけは止めようということで(笑)、彼女にビクタースタジオに行ってもらい、「ココロ予報」の聴き比べを体験してもらったり、私がハイレゾ講座をやったんですが、ちゃっかりその様子をうちの映像スタッフが、スチールと動画で撮影していて、一部その時の模様がYouTubeで公開されています。
これもデジタルビジネス部が立ち上げたレーベルの特徴と言うか、ソーシャルチームの中に映像スタッフがいるんですよ。そんな大げさなものではないのですが、映像編集もできて、ソーシャルへのポストの仕方も考え抜いてますし、ある程度自由にできることも、レーベルという形を取って良かった点かもしれませんね。
手間を惜しまずソーシャルを最大限に活用
——ビクターはソーシャルでも面白い展開をされていますよね。Facebookについてデジタルプロモーショングループの木村さんに取材させていただきましたが、かなりユニークでした。
今井:最初にお話しましたが、自分は長く宣伝プロモーターをやっていて、宣伝ってとにかく驚かせたり、目立たせたり、興味を持たせることが基本中の基本だと思うんです。宣伝が地味にやってたら面白いことはできません。例えばソーシャルでも、意外性だったり、ハプニング性が重宝されるから、ただ作品情報を流すだけではダメで。このチームを作った時にソーシャルに力を入れようと思ったんですが、スタッフがすごい真面目なんですよね。本当に優秀なスタッフ達なんだけど、もうちょっとふざけてもいいんじゃないかなって。
——バランスが難しいところですよね。普通のことをしていても興味は持ってもらえないですし。
今井:それで、たまたま社内で勉強会を開いたことがあって、「デジタルなんて何でもわかってますから。」ってくらいの生意気なアンケート書いてきたスタッフがいて、それが木村だったんですよ。なんか面白そうだなって思って話してみると、彼は元ミュージシャンだったせいか、我々と少し感覚が違っていて。とにかく面白いことがやりたいし、「最初の3回位だったらトラブル起こしても責任取ってあげるから」って言ったら、本当に一週間で3発くらい、しかもビックリするようなトラブルを起こされました(笑)。
——(笑)。
今井:でも、失敗をもの凄くポジティブに捉えて、やってる事は間違いではないから、ルールの中でやればいいんですよね。丸本のデビュー曲が、「VICTOR STUDIO HD-Music.」「mora」「e-onkyo music」のハイレゾ主要3サイトのデイリーチャートで1位を獲得して、その情報をニュースとして出すことにしたんです。でも彼が面白いのは、そのままアー写で記事を出すのかなと思ったら、紙に筆書きで“一位”って書いて壁に貼って写真撮ってるわけですよ。いつも2クッションくらいおいて表現することを考える。でもそれがソーシャルプロモーションなんですよね。デジタルチームのスタッフの頭の中にしか無いものを吸い上げて出せれば、これからもいっぱい面白いことができるんじゃないかなって思ってます。
▲ビクター社内の壁に貼られた“一位”の紙
——手が込んだ仕掛けをすることで、ソーシャルでのプロモーション効果も大きく変わってきますよね。
今井:ネット上にバズを起こせる可能性があるなら、20代の若いスタッフの感性もどんどん取り入れたいし、失敗したらまた次の事でやり直せばいい。だけど最初から安全策を取ってやめることがありがちなんですよね。すごく効果があるし、他のアーティストでも応用できるなら、そのプロセスやノウハウを社内で共有していけばいいと思うんです。このレーベルのアーティストの成功だけを考えてやっているわけではないので。
——デジタルを中心とするレーベルとして、今後はどのような展開を考えていますか?
今井:デジタル部門にいると、IT系の会社の人たちと関わることが多いんですが、発想がすごく面白いし新鮮なんですよ。いわゆる映像のプラットフォーマーと呼ばれる人たちとも距離は近いので、時々色んなアイディアを出し合っています。どうやったら作品を面白くアレンジして、宣伝プランに変えられるのか、そのためにどんなツールやプラットフォームを使えばいいかを考えることが、レコード会社としての役割ではないでしょうか。まずは音楽をしっかり制作し、どういうデジタルプロモーション戦略で作品をリリースしていくのか、徹底的に考えたいです。曲の良さを先に知ってからデジタルツールを使う方が、私は大切だと考えます。
ハイレゾとサブスクリプションの二極化を見据えた部門戦略
——今年はAWAやLINE MUSICなどの国内サービスがスタートし、ようやくストリーミング元年といえるような環境が整ってきましたが、デジタルマーケットについてはどのような所見をお持ちでしょうか?
今井:これははっきりしていて、部門の方針としては、間違いなくハイレゾマーケットとサブスクリプションマーケットの二極化が加速するという前提でいます。社内でもハイレゾはまだこれからと感じている人も多いのですが、確実に加速しています。今はもっと増えてると思いますけど、数ヶ月前にビクターではDLアルバムカタログが約2800タイトルで、それに比べハイレゾ配信アルバムカタログは、たった85タイトルだったんです。でも売上を見たら逆転していたんですよ。
——ハイレゾの売上がDLを上回っていたということでしょうか?
今井:そうです。恥ずかしいかな、部門内でも認識が甘かったんですよ。私はその時ハイレゾに注力すべきだと強く思ったわけです。それで色んなデータ取り寄せてみたら、去年の12月にハイレゾの売り上げが急浮上していて、アンドロイドのスマートフォンにハイレゾ機能が付いて、そこから買ってる人が多かったんです。だから、今はハイレゾ端末が、ある意味街中に溢れているんですよね。そう考えると、ハイレゾは今後急成長すると考えられるし、それを後押しできるのはレコード会社だろうと思っています。
一方でサブスクリプションはApple MusicやAWA、LINE MUSICの新規参入で、すでにサービスを開始させていたレコチョクBestなどの国内勢と海外勢がどうせめぎ合っていくのか、市場が出来上がっていく真っ只中だと思うんですよね。ビクターは、これからも当然CDパッケージにもこだわりますけど、配信ではハイレゾとサブスクリプションに軸をシフトしながら作品編成も随時考えていきたいと思います。
▲ビクタースタジオが運営するビクター公式のハイレゾ音楽配信サイト「VICTOR STUDIO HD-Music」
——ストリーミングの場合、約2,000万人が利用すれば、2009年頃のレコード産業の売上に戻ると皆さんおっしゃっています。
今井:でも2,000万人って相当大きい数字だと思います。ドコモとレコチョクが始めたラジオ型サブスクリプションサービスの「dヒッツ」が、約300万人じゃないですか。それでも本当にすごい有料会員数だと思うんですけど、あれだけの人たちが関わって数百万、そこから1,000万単位にもっていくのは、かなり大変なことだと思うんですよね。
——それでも、やはりサブスクリプションマーケットは加速すると。
今井:間違いないと思いますよ。便利で楽しいですし、スマホを手離す日ってないじゃないですか。24時間この画面を通して世界を見てる訳ですから、音楽だってこの画面で集約していくのが一番わかりやすいんだと思います。
——サブスクリプションについては、通信量を多く使うので、速度制限にすぐかかってしまうという問題も出てきています。
今井:確かに現段階では、そのような課題もあります。街中のWi-Fiスポットも海外に比べて遅れてますし、東京オリンピックに向けてWiFiスポットを増やすという動きがあるらしいですが、早い方がいいと思うんですよ。ただ一方でセキュリティの問題もあります。しかし、日本は技術国なので、やり始めたら早いでしょうね。
——そういったことも、皆さん気づいて変わり始めていますね。
今井:ここから色んなものが変わっていくでしょうね。だから私はこの2015年の6月という時を忘れないと思うんですよ。思い返したら「あの時AndRecレーベルを立ち上げたな」とか。そのくらい今年の6月は、音楽業界にとって大きなターニングポイントになったと思います。
レーベルにすることで自由に動ける環境を作る
——リアルなレーベルイベントは考えているんですか?
今井:それも考えてますね。丸本はたくさんのイベントに出演し、色々な経験をしてきているので、レコ発も単純にライブをやるだけではなく、そこに行くまでにファンとのやり取りが出来るデジタルツールを使った試みをやってみようと、所属事務所と話し始めてます。
彼女の所属事務所が古舘プロジェクトさんなんです。ミュージシャンをマネジメントするのは、ほとんど初めてだったらしく、すごく新鮮で、先日も東京で高知県の飲食文化についての情報交換会が都内であって、そこに丸本がお邪魔して歌ったのですが、マスコミ関係者が大勢来てるわけですよ。それは古舘プロジェクトさん特有のネットワークだと思います。あと、丸本は地域活性化プロジェクト「TAN-SU」と組んで、全国各地に足を運んで歌を歌って来たんですが、全国のプロジェクト毎に応援者がいて、その応援者の方々が東京に集まるイベントがあって、まあビックリしました。5,000人くらい集まってまして、しかもただ人数がいるだけじゃなくて、丸本莉子のライブがはじまると、とにかく盛り上がるんです。その時もちゃっかり撮影チームを送り込んでいたので、「ココロ予報」のミュージックビデオは、新人とは思えないようなライブ映像に仕上がりました。
——独特なマーケティングができているんですね。
今井:すごく新鮮だったし、そういう違うやり方でやってみたいですね。あと、なるべくテンポよく作品をリリースしていきたいです。デジタルツールを使っていち早く新曲を届ける。どうしてもCDパッケージになると、製造コストや時間を考えなければいけないのですが、そこはデジタルのいい所で、映像が出来て今日公開したいと言えば、公開できないことはないじゃないですか。そういう意味で巻けるところは巻いて、多くの作品を出していきたいなと思っています。
——そこには今までの今井さんの長いキャリアから得た経験が活かされてるんですね。
今井:新しい挑戦は、過去の反省の集大成みたいなものですよ。過去の反省を一個一個なぞって行く感じですから。私の世代の経験値と、若いスタッフの今の目線をフェアに足し合わせようと思っています。厳しいことを言うこともありますが、基本的には意見を聞き入れています(笑)。
——Musicman-NETは、音楽業界に関わる方もたくさんみていますが、今後「AndRec」のどういったところに注目してほしいですか?
今井:「AndRec」は、デジタルビジネス部門がレーベルを立ち上げ、アーティストと契約して、制作、宣伝、営業を行う。そこが一番のポイントになっていて、私の役割は、デジタルの現場で日々走り回っている若いスタッフが、ある程度自由に仕事できる環境を作ってあげることだと思っています。その環境の中で生まれてくるものが、このレーベルの特徴なのかなと。今後も第二弾、第三弾と準備を進めていますが、丸本とはタイプが違うアーティストも出てきて、それぞれに合わせたプランニングを考えていくつもりです。
——2,3年したらビクターの一大勢力になってるかもしれないですね。
今井:それはどうでしょうね(笑)ただ制作や宣伝の進め方が変わっていったら、私が立ち上げた意義があったのかなと思うかもしれないです。デジタルビジネス部は若いスタッフが多いんですけど、あきらかに私たち世代との音楽の聴き方に温度差を感じるんですよね。AWAやLINE MUSIC、Apple Musicといったストリーミングサービスの登場、ハイレゾや、デジタルマーケットの進化を身近に感じている今の中学生や高校生、小学生ぐらいの子供達もあと数年で音楽に対して敏感な時期になるわけですよ。その子供達に対して、デジタルマーケットを中心にアプローチしていくレーベルとして成長しつつ、マーケット全体にいい影響を与えられたらと強く思っています。
▲デジタルビジネス部の若手スタッフと